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   合成洗剤の改良


1917年にドイツで世界初の合成洗剤が開発されて約90年の歳月が経ちますが、合成洗剤は、さまざまな改良がおこなわれています。


 洗剤のソフト化


1950年から1960年に発泡現象が問題になりました。

合成洗剤の初期のころは、ABS(分枝鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)が微生物に分解されにくく、蓄積されていたためと分かったので微生物に分解されやすい性質をもつLAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム))に切り替えられました。

このような界面活性剤を使った洗剤が
「ソフト洗剤」として売り出されました。



 リン成分の規制



湖や川には、魚類やプランクトン海草などが生息しています。それらの生物が生きていくためには、必用不可欠な栄養素が、リンです。

リンは、自然界には不足気味なので水中の植物の繁栄を抑えバランスが取れていたのですが…
写真提供
滋賀県琵琶湖環境化学研究センター

しかし、洗剤のビルダーとして配合されているリン配合物が生活廃水として、川や湖に大量に流れ込むと、今までリン不足で繁殖を抑えられていた植物プランクトンなどが、急激に繁栄し、赤潮や水の華などの環境問題が発生したのです。


この問題を
富栄養化といいます。

植物プランクトンの異常発生が起こると、水質が悪化や細菌の繁殖などが発生し、水中の酸素を消費してしまい、魚類などが生息できなくなります。

1980年に琵琶湖富栄養化防止条例により、無リン洗剤への転換が始まりました。

現在では、ほとんどの洗剤が無リン洗剤となっています。





 酵素入り洗剤の登場



酵素入り洗剤は、洗剤の助剤としてタンパク質分解酵素を配合する試みは、以前から行われていましたが、日本では1979年にタンパク分解酵素が販売されました。

現在は、タンパク分解酵素(プロテアーゼ)の他に、脂質分解酵素(リパーゼ)、でんぷん分解酵素(アミラーゼ)、セルロース分解酵素(セルラーゼ)などが使用されています。

コンパクト洗剤

酵素について詳しくはこちら




 コンパクト洗剤の登場



粉末洗剤は、水によく溶け、保管中でも空気中の水分を吸っても粉が固まらないことが必用です。

この問題を解決するために従来の粉末洗剤は、粒子が中空になっていました。
このために従来の粉末洗剤は、非常にかさばるものでした。
合成洗剤
コンパクト洗剤は、中空部分をなくして洗剤粒子を高密度にしています。

コップ七分目からスプーン一杯に使用量を減少させて、新たに低濃度で洗浄力のある非イオン界面活性剤(ノニオン)の比率を増やしたり、ビルダーや酵素の配合により洗浄力も向上されています。現在では、水30リットル当たり15g〜20g(以前は水30リットル当たり40g)と減少されています。


洗剤のコンパクト化によって、消費者が持ち運びがよくなっただけでなく、包装資材の減少や、輸送コスト、売り場面積減少などの省資源、省エネルギーなどの環境問題に大きく貢献したといえます。 コンパクト洗剤


石鹸・洗剤の使用量


参考文献
洗剤と洗浄の科学  中西 茂子 著 コロナ出版
石鹸・洗剤100の知識 大巻健男 東京書籍
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