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   石鹸の問題点


石鹸は、極めて生分解性が良い界面活性剤ですが問題点もあり、硬水の影響や石鹸カスの問題。黄ばみの発生や多量な使用量、そして使いにくさなどのデメリットがあります。

ここでは、以上のような石鹸の問題点をまとめてみました。
洗濯石鹸の問題


 硬水による影響



天然の水や水道水には、カルシウムやマグネシウムなどの多くの化合物が含まれています。

水の中に溶けているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を硬度といいます。
硬度の比較的低い水を軟水といい、高い水を硬水といいます。


■ 硬度の目安

軟水  硬度  0〜 60mg/L未満
中程度の軟水  硬度 60〜120mg/L未満
硬水  硬度120〜180mg/L未満
非常な硬水  硬度180mg/L以上

*日本の水道水の平均は、中程度の軟水です。


石鹸での洗濯には、硬水の水には向きません

水中でカルシウム、マグネシウムは、界面活性剤と結合して金属石鹸(石けんカス)が発生し、洗浄力を落としてしまいます。

水道水でも地域によって硬度の差があり、特に井戸水や小川などの水は、硬度が高くなります。

温泉で石鹸を使用すると泡立ちが悪くなりますが、これは温泉の水が硬度が高いのが原因です。

使用する水にもよりますが石鹸は、硬水での影響が大きいのも問題点です。





 石鹸カス(黄ばみ)の問題




石鹸は、マグネシウム、カルシウムや鉄分を含む水では、石鹸カス(金属石鹸)が発生します。

お風呂で、体を洗った後のタオルを洗面器などですすぐと、白い固まりが浮いてきます。それが石鹸カスです。

石鹸カスは、石鹸の中の脂肪酸と水中のマグネシウムやカルシウムが結びついたモノで水に溶けません。洗濯機や配水管にこびりつくと中々取れないので、小まめな清掃が必要です。

洗濯物に石鹸カスが付くと石鹸カスが酸化されて黄ばみの原因にもなります。

石鹸での洗濯を繰り返すと、黄ばみが発生しやすくなるのも石鹸の問題点です。




 石鹸の使用量の問題



石鹸は、生分解性が非常に良いですが、使用量が合成洗剤に比べると非常に多いのが問題です。

生分解性が極めて良い石鹸も使用量が多いと有機汚濁の原因となるからです。
一回の洗濯の使用量が多いということは、たくさんの原料を消費するということにもなります。

石鹸の使用量が多いとすすぎの回数も多くなりますし、すすぎが不十分だと臭いが残ったりする場合があります。また、すすぎを多くするとそれだけ多くの水を汚染することにもつながります。

生分解が非常に良い石鹸も使いすぎては、何もなりません。

石鹸を使用する場合は、できるだけ使用量を入れすぎないように
心がけるのが大切です。




 使いにくさ



石鹸で上手く洗濯するのは、ちょっとしたコツが必要です。

石鹸での洗濯は、石鹸を入れて洗濯機を動かすだけでは、上手く洗濯できません。水に溶けにくいのであらかじめお湯で溶かしておく必要があります。

洗濯は、毎日するものなので手間隙は、できるだけかけたくないですから。




【体験談・・・】

クリーニングの仕事をしていた時に、使用する洗剤を合成洗剤から石鹸に切り替え時は、衣類が柔らかくなり、好評でしたが使いにくい点が大問題でした。
一番の問題点は、水に溶けにくいこと!クリーニング工場では、お湯がすぐに出る設備がありますが、それでも中々キレイに溶けませんでした。

一日、数千点の衣類を洗うのでちょっとしたことで効率が悪くなってしまします。
また、マレにお客様から衣類が黄ばむという苦情も発生しました。





参考文献
洗剤と洗浄の科学  中西 茂子 著 コロナ出版
石鹸・洗剤100の知識 大巻健男 東京書籍
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石鹸の歴史@ 合成洗剤の誕生
洗剤の種類 成分表示の読み方
石鹸について 石鹸の問題点
合成洗剤の生分解性について 合成洗剤の改良
複合石鹸について


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