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洗濯物は、洗濯機が回転する水流によって動きまわり、この時の遠心力や洗濯物とぶつかり合う叩き効果、ねじれや衣類が曲がったりして洗濯物は様々な形に変形します。
実はこの変形が、汚れ落しには欠かせないものです。 |
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衣類の表面に付着した汚れ |
曲がった時に汚れがはじき出る |
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機械力の影響は、繊維の表面だけではなく衣類の内部に入り込んだ汚れも取り除きます。これが洗剤の力だけでは落としきれない付加による力、機械力になります。
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繊維の隙間に入り込んだ汚れは、
機械力の力で変形し・・・ |
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繊維の隙間が開くと洗濯液が流れ込んで、汚れをはがします。 |
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再び繊維の隙間が狭くなると、洗濯液が流れ出し、汚れを押し出します。このような原則で汚れが落ちて行くのです。 |
ペットボトルに水を入れ、洗濯機で一緒に洗濯すると、汚れ落ちが良くなると言った話を聞いたことはありませんか?これはペットボトルだから良いと言うものではなく、洗濯機の中にペットボトルを入れて回すことで機械力が強くなるからです。
だから、ペットボトル以外でもソフトボール等でも良かったりするのです。しかし、機械力が強いと汚れ落ちは確かによくなりますが、衣類にダメージを与える欠点もありますので注意して下さい。洗濯機にも負担がかかる事もあります。ホームセンターなどで、洗濯専用の「洗濯ボウル」などを使うのがおすすめです。
洗濯機は、水流からのエネルギーに対して洗っていますが手洗いは、人的エネルギーで洗濯しています。この場合、人間の判断によって手の力加減が出来ます。さまざまな強さを微妙に変えながら、必用な場所に必要に応じた力を与える事が出来る事が利点です。 |
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石鹸・洗剤が無い時代には水と物理的な力(手もみ、足ふみ洗い、たたき洗いなど)で洗濯が行われていました。また、洗濯機が普及するまでは、ほとんどの家庭で洗濯板を使い手で洗濯をしていました。この動作も手動ではありますが機械力と同じ作用となります。 |
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参考文献 ・よくわかるクリーニング講座 ERC出版/(財)全国生活衛生営業指導センター編著 ・洗剤と洗浄の科学 中西 茂子 著 コロナ出版 ・石鹸・洗剤100の知識 大巻健男 東京書籍
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