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 自然乾燥



乾燥の方法は、自然乾燥と熱乾燥(乾燥機)があります。
自然乾燥で早く乾かす条件は・・・・・

温度が高く、湿度が低く、風通しがよく、表面積が広いほど早く乾きます。


洗濯物が乾くしくみ】

乾くしくみ @
洗濯物の表面に接している空気が乾燥していると、衣類に含まれている水分が蒸発して衣類の表面に水の層をつくります。
乾くしくみ A
風が吹くと、水蒸気の層が吹き飛び、衣類の表面は乾燥した状態になります。
乾くしくみ B
衣類の内部の水分が再び表面に移動して、新しい水の層をつくります。さらに、風によって吹き飛びます。


【自然乾燥時の注意事項】


シルクや毛、ナイロンに直射日光(紫外線)をあてると黄色く変色します。
色柄物も日光による変退色がおこる場合があるので、直射日光があたらないように陰干しをします。
また、紫外線対策には、裏返して干すのも効果的です。

【風によるはためく効果】

風によって衣類がはためくと早く乾きます。これは、生地が変形することにより、衣類の内部の水分が表面に押し出されるのが理由です。
たはめく力


衣類に合った干し方いろいろ  シワを付けない上手な干し方  ドライ衣類の干し方



 熱乾燥(乾燥機による乾燥)



熱乾燥は天候に左右されず、乾燥時間が短くすみますが、熱と機械的作用によって縮み、伸びや型崩れ、破れ、ボタン割れなどを起こす危険があります。

ボタンを割れにくくする裏技はこちら

衣類の素材などの衣類の見極めが重要です。尚、ウールやシルク、デリケートなおしゃれ着などは、乾燥機の使用は厳禁です。 乾燥機注意

■ 乾燥機を使った、シワ伸ばしのプロの裏技

プロのクリーニング屋さんは、出来るだけシワにならないように工夫しています。
水洗い後の脱水工程で、どんなに工夫してもシワが多少はよるので干す前に乾燥機を使ってシワ伸ばしを行います。
衣類の素材やデザインにもよりますが、2分〜5分くらい乾燥機で回転させた後に、すぐに干します。

こうすることで、シワが少なく洗いあがることができます。
乾燥機


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参考文献
・よくわかるクリーニング講座 ERC出版/(財)全国生活衛生営業指導センター編著
・洗剤と洗浄の科学  中西 茂子 著 コロナ出版
・石鹸・洗剤100の知識 大巻健男 東京書籍



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