血液の染み抜き方法

血液のシミは、付いてすぐなら水だけで簡単に除去できますが、時間経過や熱をかけると、とっても取れにくくなります。 下手に処理すると血液の染みが取れにくくなりますので、大切な衣類で血液の染みが付着した場合は、プロのクリーニング屋さんにお任せした方が無難です。 染み抜きに自信があるクリーニング店はこちら
	画像提供　山形県武田クリーニング （おすすめです）

ここでは、ご家庭で洗える肌着や普段着などの血液の除去方法をお伝えします。 この方法は、家庭で洗える衣類を対象としていますので、ご家庭で洗えない衣類は、クリーニング店にお任せ下さい。

血液の染み抜き方法

●　まず、洗濯絵表示のチェックから

基本的に、左記のマークは、ご家庭では洗えませんが、下記のチェックで問題なければご家庭で洗濯できる衣類も多数あります。

どうしても洗えない衣類はこちら　　　取り扱い絵表示について　詳しくはこちら

＊色落ちテスト方法 白いタオルやハンカチに洗浄液をつけ、目立たない所を、トントンと軽くたたきます。 色がついたらその衣類は、家庭での洗濯では色落ちしますのでクリーニング店にお任せするのをおすすめします

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血液の染みは、ついてすぐになら、水だけで簡単に取れますが、実際血液のシミが付いてすぐに取り除くのは、難しいですネ！ なので時間がたって取れにくくなった血液の除去方法もお伝えします。 ＊注意：家庭で洗えない場合や大切な衣類は、おすすめクリーニング店にお任せ下さい！

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●　血液の染み抜きのポイント！

①　血液のシミが付いたら、洗濯前に染み抜きをして取り除きます。 そのまま洗って取れる場合もありますが、取れない場合は、取り除く事が困難になります。出来るだけ洗濯前に取り除くようにして下さい。 ②　温度はかけない！すぐに処理する。 血液は、温度をかけるとタンパク質が硬化し、取れにくくなります。 特に乾燥機やアイロンを使用した場合は、取れにくくなりますので注意して下さい。

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●　市販の液体酸素系漂白剤を使用する（消毒液のオキシドールでも可）

市販の液体酸素系漂白剤と綿棒を用意します。 ＊消毒液　オキシドール等でも可 （消毒液は、市販の酸素系漂白剤より漂白剤の濃度は、薄いです。） ＊塩素系、還元漂白剤は不可 漂白剤について詳しくはこちら

	液体の漂白剤をキャップなどに入れ、綿棒に含ませて、血液の付いている部分に綿棒で塗ります。 ３０秒ぐらいで少し薄くなったので、また綿棒で漂白剤を塗り足します。 この作業を数回繰り返すと…
画像提供　山形県武田クリーニング

はい、取れました。 後は、そのまま洗うか、水ですすげば完了です。 ＊ 色柄物の衣類の場合は、漂白剤で色が抜けてしまう場合があるので、必ず目立たない所でテストしてください。

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●　それでも落ちない血液のシミは、
　　　　　　　　　　　　　　　　　マジックリンを使用すると効果的です。

　　　虫刺され用のアンモニア水（薬局で販売しています）も有効！
　　　＊小さなサイズのアンモニア水も市販されています

マジックリンを水で2倍に薄めて、血液のシミ部分に綿棒で塗り、その上から酸素系漂白剤又はオキシドールを塗ります。 アンモニア水を使用する場合は、漂白剤をキャップなどに入れ一滴アンモニア水を入れて下さい。 ＊マジックリンやアンモニアはアルカリ（pH）を上げて血液のシミを取りやすくします。 アルカリ・pHについてはこちら そして綿棒で血液のシミ部分に塗ります。

この作業を数回繰り返すと…はい、取れましたネ！ それからお洗濯して完了です。 ＊　アンモニア水を使用する場合は、刺激臭がキツイので、直接臭いを嗅がないで下さい

この情報は、山形県　武田クリーニングさんからいただきました

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●	大量に血液のシミが付着した場合や、非常にシツコイ血液のシミの場合は、浸け込み方法が有効です！

画像提供　山形県武田クリーニング

洗い桶などに規定の使用量で漂白液を作り、その中にアンモニア水を少量いれます。 衣類を浸け込み、２，３時間浸け込みます。 時間は長い方が効果的ですが、色が流れ出す場合がありますので注意が必要です。

＊　移染（色が他の部分に付くこと）に注意して下さい ＊　ご家庭で洗えない衣類は、できません。 ＊　時々、つけ置きの様子を確認してください。 　　　（色が出て移染事故につながります） そのまま、漂白液ごと洗濯機に入れて洗います。
	こんなにきれいに・・・

自信がない場合やとっても大切な衣類の場合は、プロのクリーニング屋さんにお任せするのをおすすめします。