ＰＥＴボトルのリサイクル繊維

回収されたＰＥＴボトルは樹脂に再生し、さまざまな製品としてリサイクルされています。 その用途は、繊維製品がもっとも多くなっています。 また、ＰＥＴボトルの回収いつも年々増加し、生産量の回収率が６０％を上回っています。

【再生ＰＥＴ樹脂の用途（単位トン）】

1997 年度 1998 年度 1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度 2003 年度 2004 年度 繊維 6,077 16,895 25,188 38,317 48,659 58,940 57,445 63,554 シート 1,112 5,218 11,450 23,407 37,510 45,632 50,021 54,589 ボトル 756 211 179 326 381 606 11,312 23,351 成形品 366 1,265 2,530 3,802 5,330 5,314 3,944 4,239 その他 87 320 258 2,723 3,032 1,993 1,576 1,965 合計 8,398 23,909 39,605 68,575 94,912 112,485 124,298 147,698

出所：（財）日本容器包装リサイクル協会 2005年9月作制

【回収量と回収率、及びリサイクル未確認量】

回収量 （事業系含む） （）内は事業系の量 トン 生産量 トン 回収率 （事業系含む） ％ リサイクル未確認量 ＝生産量−回収量 トン 2001 177,186(15,535) 402,727 44.0 225,541 2002 220,256(32,062) 412,565 53.4 192,309 2003 266,405(54,652) 436,556 61.0 170,151 2004 319,893(81,424) 513,712 62.3 193,819

2001年度より事業系回収量をＰＥＴボトルリサイクル推進協議会にて調査し、環境省が行う市町村分別収集量に加算した 未確認量には埋め立て・焼却などの他、プラスチックくずとして輸出されるものが含まれます。

（出所　ＰＥＴボトルリサイクル推進協議会）

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ＰＥＴボトルから繊維製品へ

ＰＥＴボトルはプラスチックの１種のポリエチレンテレフタレート（ポリエステル）から作られ頭文字をとってPETボトルと呼ばれています。 ＰＥＴボトルは、繊維や樹脂にリサイクルされる訳は、原料がポリエステル繊維と同じで再度溶かしても繊維としての性能が維持できるからです。

ＰＥＴボトルからできあがった製品は、リサイクル繊維の使用比率が５０％以上の製品には、日本環境協会「エコマーク」の認定が可能で「ＰＥＴボトルリサイクル」と表示されます。

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参考文献 ・よくわかるクリーニング講座　ERC出版 　（財）全国生活衛生営業指導センター編著 ・繊維製品の基礎知識　（社）日本衣料管理協会 ・繊維商品めんてなんす研究会　基礎化テキスト 　繊維の構造と特徴 　糸の製造 　織物について 　編物について 　最新の天然素材の繊維 　生分解性繊維　ポリ乳酸繊維 　ＰＥＴボトルのリサイクル繊維