知っておきたい洗濯の基本/洗濯の基礎知識/洗濯・染み抜き・クリーニングの大辞典
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 知っておきたい!洗濯の基本について


洗濯の基本をご存知ですか?
上手にラクしてキレイに洗う洗濯のポイントは、まず洗濯機の基本を知っておくことが大切と言えるでしょう。ところが、洗濯を上手におこなうための基本をご存知ない方が案外多いように感じます。

キレイに洗濯するためには、洗濯物の量や時間・温度・洗剤の量など気をつけることが大切。これだけで汚れ落ちはもちろん、時間的にも経済的にも随分変わってくるのです。

ここでは、上手にラクしてきれいに洗う洗濯の基本をお伝えします。洗濯の基本を知ることで、もう一度日々の洗濯を見直してみてみてはどうでしょうか。


 洗剤の入れすぎはムダなだけです。

洗剤をたくさん入れると、汚れ落ちが良くなるように感じますが…
しかし、実際は洗剤をたくさん入れても、汚れの落ち具合は、ほとんど変わることはありません。洗剤は洗濯物の量(水の量)にあわせてメーカー指定の量を守るように入れることが大切です。


洗剤の量が多いと汚れ落ちも変わらないばかりか、すすぎ時の回数が増えることになりますし、環境にも経済的にも良いとは言えません。つまり洗剤の入れ過ぎはメリットがなく、ムダが多いことになります。要するに良いことは一つもないのです。


洗剤投入量とpHについて


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 洗濯物は入れすぎない!

洗濯物の量は、使用する洗濯機の容量を守ることが大切です。

洗濯物を入れすぎると汚れ落ちが悪くなるばかりか、逆汚染(汚れが衣類に再び付着すること)、色移り、からまりによる破れなど多くのトラブルの原因になります。
洗濯物の量は、使用する洗濯機の容量を守ることが大切です。洗濯物が多い場合は、詰め込んで1回で洗濯するよりも、2回に分けて洗うように心がけましょう!
洗濯機の入れすぎはダメ

洗濯機の容量は取り扱い説明書に記載しています。使用する洗濯機の水量や容量の目安は、把握するようにしてください。

洗濯は洗濯物の重さに合わせて水の量、洗剤の量が決まります。
洗濯物の重さは、洗濯物の入ったカゴをもって体重計で量り、自分の体重とカゴの重さを引くと洗濯物の重さが分かります。一度測定するとおおよその重さは把握できます。
縦型洗濯機の場合は、7分目ぐらいが目安で、洗濯機の最大容量よりも少し少なめで洗うのがコツです。また、最近のドラム式洗濯機は洗濯物の重さを自動で量って適切な水の量がでるようになっていますが私たち洗濯のプロから見れば、節水を意識しすぎて水の量が異常に少なすぎるように感じます。洗濯機の機種によって設定できない洗濯機もありますが、再汚染などが発生しやすいので、水の量を多く設定するのがポイントと言えるでしょう。



 洗濯時間は10分以内が基本

たくさん時間をかければ、汚れ落ちは良いと思われがちですが洗濯時間は、基本的に10分以上洗ってもあまり効果はありません。

洗濯時間が長いほど衣類を傷める原因になりますし、再汚染が発生しやすくなります。また、時間や電気のムダになります。だからもし汚れが強い場合などは、その汚れている部分を部分洗いなどで対応するようにし、洗濯時間を短くするのが衣類を傷めない洗濯のコツです。

洗濯時間について 詳しくはこちら


洗濯時間は10分まで



 洗う温度(水温)は、ぬるま湯くらいが理想!

水温が低いほど汚れ落ちは悪くなり、水温が高いほど汚れはよく落ちます。その反面、温度が上がることで衣類への負担も上がります。

プロの視点から見れば温度が10℃上がればべ別世界なくらい汚れの落ち方が変わります。だから、お風呂の残り湯を使っての洗濯は、洗浄力が上がりますので効果的と言えるでしょう。また節水にもつながりますので、経済的にも有効な洗い方になります。
洗濯温度はぬるま湯が
ただし、忘れてはいけない事は、水温が高いほど汚れが落ちやすくなる半面、衣類に与える負担も大きくなります。染色堅牢度の弱い衣類などの場合は、色落ちなどの心配も出てきますので、色落ちが心配な衣類の場合は、お風呂の残り湯とはいえ、気を付けておいた方が無難です。尚、すすぎ時はキレイな水ですすぐようにしましょう。

洗濯温度について 詳しくはこちら




まとめ

以上のように、ほんのチョットしたことで、洗濯は大きく変わります。「洗剤の量を適切に使う」「洗濯機に洗濯物を入れ過ぎない」「長い時間洗いすぎない」「温度を上手に使う」これらは、意識すれば誰にだってできる事です。洗濯とは汚れを取るだけを考えるのではなく、いかに衣類に負担をかけずに洗うかと言う事も大切な事です。忘れてはいけません。
洗濯時は、これらを意識する、意識しないでは、とても大きな大きな差が出ます。ぜひ、参考にしてみて下さいね。

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