毛（ウール）は羊だけではなくて、動物の毛の総称として呼ばれていて、羊から刈り取った毛を羊毛。それ以外から刈り取った毛を獣毛（アンゴラ・カシミアなど）といって区分されています。 ウール（毛）は、弾力に優れてシワになりにくく、すぐれた保温性をもっているので暖かく、秋冬物衣料として最適な繊維として、多くの衣類に使われています。
	写真提供　ザ・ウールマーク・カンパニー

	ウール（毛）の表面は、スケールと呼ばれるうろこ状ものが無数にあり、水に濡れると、このスケールが開き、もみ作用によってスケールが絡み合い収縮し、硬くなります。 これをフェルト化といいます。
写真提供　財団法人　日本紡績検査協会

ウールは、水に濡れると、スケールが絡み合って縮むので、濡れている状態で動かさないように洗濯するのが特徴です。

ウール素材をご家庭で洗う（水洗い）場合は、スケールの絡みを少なくするかがポイント！特に、カシミヤなどの獣毛製品は、注意して下さい。 このようにウール素材の家庭洗濯では、スケールの絡みをできるだけ発生しないように、洗濯機を使用せず、つけ置き洗いがおすすめです。

脱水方法はこちら　　 干し方はこちら また、乾燥機は使用は厳禁です。 乾燥機を使用すると、熱とタタキ効果で収縮します。