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クレンジングオイルってどんなモノなの?
どうして油性のシミに有効なの?
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クレンジング剤は化粧を落とすための薬剤です。
一般的に口紅やファンデーションなどの化粧は品は、化粧崩れを防ぐために油性の成分で作られています。油性成分は普通の石鹸や洗剤では非常に落ちにくいので、クレンジング剤が必要になります。
クレンジング剤の主成分は油でできています。油なので油性の汚れが落ちやすくなるのです。一般的には油は油性の汚れに強いですが、水ではほとんど流れにくくなります。しかしクレンジング剤は水で洗い流しやすいように、工夫されて作られています。 |
クレンジング剤には、乳液タイプ、クリームタイプ、オイルタイプ、の3種類があります。
乳化タイプは水の中に小さな油を混ぜ界面活性剤の力で乳化(エマルジョン)しています。牛乳と同じ状態です。
クリームタイプのクレンジング剤は右図のように油の中に水を混ぜています。
乳化タイプ、クリームタイプのクレンジング剤は、人体についた化粧品などの汚れは落ちますが衣類についた化粧品のシミにはあまり効果はありません。
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クレンジング剤での染み抜きは
乳化タイプ、クリームタイプは効果が少ないのね。
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オイルタイプのクレンジング剤は水分を入れないで、界面活性剤のみを入れています。
油性成分が主体なので、3種類のクレンジング剤の中では、一番油汚れを落とし衣類の染み抜き剤として最適です。
しかし水が入っていないので他のクレンジング剤と比べると水で流れにくいのが欠点があります。
どれくらい水で流れにくいかをテストしてみると…(同一生地で2回テストを実地)
水ですすぐとクレンジングオイルに入っている界面活性剤の力である程度は流れますがクレージングオイルを使用し、普通に洗濯機で洗う程度では残ってしまいます。
基本的にクレンジングオイルが衣類に付着しても酸化しにくいオイルなので、後に黄ばみなどは発生しにくく特に問題はありません。
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色柄物の衣類の場合は、輪ジミなどが発生しやすくなります。
*写真は分かりやすくするために加工しています
色柄物の衣類にクレンジングオイルを使用するときは、台所洗剤をつけ洗面器などにぬるま湯を入れてよくすすぐ必要があります。
クレンジングオイルをつけた衣類をぬるま湯に浸けると、クレンジングオイルが流れ白くにごります。この白いにごりがなくなるまですすぐようにすれば輪ジミなどは発生しにくくなります。
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またクレンジングオイルを洗剤や水などで薄めるとクレイジングオイルの利点の油汚れを落とす力が
非常に低下してしまいますので、基本的に原液で使用するようにしてください。
クレンジングオイルは油汚れの染み抜きに非常に有効ですが、色柄物(特に濃色の衣類)に使用するときはよくすすいでから、洗濯するようにしてください。
クレンジングオイルは油性に染み抜きに有効なのね!
でも、よくすすがないと輪ジミができる欠点もあるのね。
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