ドライマーク洗剤は必要？／上手なニット（セーター）の洗濯方法

　　　ドライマーク洗剤について

知っておきたいこと

ニットの洗濯事例

プロの洗濯方法

ニットなどのドライマークの衣類は、中性洗剤やドライマーク専用の洗剤で洗うのが一般的です。

なぜ、中性洗剤や専用のドライマーク洗剤を使用する必要があるのでしょうか？。肌着などを洗う洗剤とは、どう違うのでしょうか？

ここでは、ニットのドライマークの洗濯に欠かせない、専用洗剤について解説します。

　普通の洗剤や石鹸では、洗えないの？

普段使用している肌着などを洗濯する洗剤や石鹸でも、ニットなどの衣類を洗うことはできます。

よく石鹸は、アルカリ性なのでウール素材の衣類は、洗えないと言われていますが、多くのクリーニング会社で問題なく現実洗っています。

アルカリがキツイ洗剤などは、避けたほうがよいですが、一般的な洗剤や石鹸などの弱アルカリ洗剤でもドライマークのニットを洗うことはできます。

しかし、ドライマークのニットなどを洗うには、やはり専用の洗剤を使用する方が無難です。
その理由は、洗濯での失敗やトラブルが少なくなるように工夫されているからです。

本来、ドライクリーニングで洗うドライマークの衣類をご家庭で洗濯する場合は、有機溶剤で洗うドライクリーニングとは違い、水で洗うので、注意しないと大きく型崩れをしたり、縮んだり、色移りが発生しやすくなるからです。

ドライマーク専用洗剤は、型崩れや縮み、色移りなどが発生しにくいように工夫されています。

　ドライマーク洗剤の種類

ドライマーク洗剤も、色々なタイプの洗剤が市販されています。

①　中性洗剤タイプ

かなり以前からあるタイプです。
液性が中性なので色落ちなどは発生しにくいですが、縮みや型崩れなどの衣類を守る力は、少ない。

②　溶剤、オイルを入れたタイプ

おしゃれ着洗剤・ドライマーク洗剤の初期の時代のコンセプトの古いタイプです。
ドライ溶剤を洗剤に配合とか記載されているタイプです。
このタイプなら、一般的な専用洗剤を使うほうがいいでしょう。
クリーニングのプロは、このような洗剤を、あまり使いません。

③　樹脂を入れたタイプ

クリーニング工場では、よく見かけますが家庭用品では、あまり見かけません。

④　シリコンなどのコーティング剤をいれたタイプ

③の樹脂を入れたタイプを進化させたものです。
この手のタイプが一番、衣類を守る力があるのが特徴です。

衣類の繊維の周りをコーティングするこのタイプは、今のおしゃれ着洗剤・ドライマーク洗剤の主流になってきています。衣類に対するダメージが最も少なく、すなわち縮みもこのタイプが最も少ないのが特徴です。

さらに、④のシリコンなどのコーティング剤をいれたタイプの衣類を守る力をパワーアップしたものが「プロ・ウォッシュ」というドライマーク専用洗剤です。

衣類を守りながら洗う、最強タイプの洗剤で数多くのプロのクリーニング店でも使用されています。

プロ・ウオッシュについて詳しくはこちら

ドライマーク専用洗剤を使用しなくてもニットなどのドライマークの衣類を洗うことができますが、より素材や染色状態を見切る力が必要になります。

④の衣類をコーティングするタイプの洗剤は、型崩れ縮み、色移りなどの発生するリスクが少なくなるので、④の衣類をコーティングするタイプを推奨します。

さらに、もっと衣類を守りたいとお考えの場合は、「プロ・ウォッシュ」がおすすめです。

④の衣類をコーティングするタイプの洗剤は、型崩れ縮み、色移りなどの発生がおこりにくいように工夫されていますが、すべてのドライ衣料を洗える訳ではありません。

洗濯でのトラブルや失敗を最小限にするためには、ある程度の知識と洗濯前のテストが重要です。

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「失敗した」と言われても責任がとれないので・・・
自己責任の上で実践してください。