クリーニング工場での洗い方は、ドライクリーニング、ウエットクリーニング、ランドリークリーニングと3つに分かれています。
ドライクリーニングは、有機溶剤を使用して洗い、ランドリークリーニングとウエットクリーニングは、水を使用して洗います。
ランドリークリーニングは、ワイシャツや白衣、シーツなどの水の対して耐久性がある衣料品を、石鹸、洗剤、助剤、漂白剤などを使用して温水(50℃〜70℃)で洗濯機で洗う、洗濯方法をいいます。
水に対して耐久性がある衣類で汚れがひどく、落ちにくい衣類の洗濯に適しています。 |
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ワイシャツはランドリーで |
「水で洗うなら、家庭で洗うのとどこが違うの?」と思われるかもしれませんが、白さやキレイ差がランドリークリーニングとは、全然違います!
家庭洗濯との違いは・・・・・
@ 洗濯温度が高い
* 50℃〜70℃で洗います。
A 洗剤、助剤が違う
* 専用の洗剤、助剤(アルカリ剤)等を使います。
B 漂白効果が高い
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家庭用とは温度が違う |
C 洗濯機の構造が違う
一般的に家庭用洗濯機は、渦巻き式で上層と下層とでは加わる力にムラがありますが、ランドリー用の洗濯機はドラム式で、比較的均一な洗いができます。
また、洗濯機が大きく、洗浄力でもランドリークリーニング用洗濯機の方が勝っています。その他に、スレなどが起こりにくいメリットもあります。
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ランドリークリーニング用洗濯機 |
ランドリークリーニングの方が衣類を傷めずに汚れ落ちが良く、
殺菌効果も大きいなど、家庭洗濯機に比べメリットは多いと言えます。
参考文献 ・よくわかるクリーニング講座 ERC出版 (財)全国生活衛生営業指導センター編著 ・洗剤と洗浄の科学 中西 茂子 著 コロナ出版 ・石鹸・洗剤100の知識 大巻健男 東京書籍
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